ソニーウォークマンの良識
ノイズキャンセリング機能内蔵のミュージックプレーヤーにソニーの企業姿勢を感じた。
携帯電話に並んで公共で迷惑なのが、携帯型プレーヤーだ。メーカー各社、何千曲だ、ビデオが見れます、ワンセグOKと、ミーハーな機能の追加にばかり力を注いでシェア獲得に必死だが、野放しにばらまかれたそれら製品は心無い利用者にも数多く渡り、我々は電車やバスでの”騒音”に悩ませられることが多くなった。
そんな中アップルにミュージックプレーヤー市場を奪われたソニーは、周囲の音を相殺してボリュームを上げずとも聞き取れる、ノイズキャンセリング機能内蔵の新型WALKMANを発売した。管理人は滅多に新製品には手を出さないが、社会問題の解決の糸口?として即決購入した。(写真NW-S703F)
休みの日に用もないのに、これに女子十二楽坊(^^;を入れて電車に乗った。ノイズキャンセリング機能をONにすると、電車のモーター音や機械音が一切しないのだ。対してプレーヤーの音はスンティン嬢の二胡の弦(?)が微妙にこすれる音までじっくり聞き取れる。危険を考えて人の声は聞こえるようにしてあるというが、正直言って声質や音量によっては車内アナウンスも聞き取りづらいほどである。英会話教材など聞こうものなら、あまりの静音空間に、声に出してリピートしてしまいそうである。そして設定をOFFにしてみたら途端に周囲のざわざわ音と電車の加速音で音楽がかき消された。その差は歴然だ。もちろん売りはノイズキャンセリングだけでなく、USBメモリほどの小型軽量に有機ELディスプレイによるジャケット写真表示やメリハリのあるステレオ高音質化、FMチューナー内蔵などほかの機能も忘れてない。
そのままでは聞こえないボリュームレベルで充分鑑賞できるのだから、これが普及すれば、静かで平和な車内が再び...と思うのは少し甘いか。
もちろんソニーにしたって製品を売るからには、利益優先ではあるが、社会問題を少しでも気遣ってこうした製品に目を向けたとすれば、企業の良心もまだ捨てたものではない。割引だ音楽だと全く罪悪感を持たない携帯電話会社も、少しは見習うべきであろう。ちなみにソニーでは既存プレーヤーでもノイズキャンセリングが実現できるよう、同機能内蔵の軽量ヘッドホンもラインアップする。
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