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2008/02/17

労働力の無駄

 録画用DVDメディアの規格でHD-DVDの劣勢がほぼ決定し、ブルーレイディスクが主流となるらしいです。

 この話題で必ず引き合いに出されるのが、ビデオテープの規格で
VHSとベータが競争してベータが負けた話で、当時の消費者の混乱再びというところでしょうか。しかし、当方は別のことを思います。

 たしかに我々消費者は振り回されたわけですが、やはり一番かわいそうなのはその研究や開発、製造、物流などこれに携わったすべての労働者たちです。彼らの労働が無駄になったわけです。
 企業は、

『対価として給料を払ったから良い』
『研究は他の分野で活かされる』
『社員の家族はそのお陰で生活できたのだ』

と主張するかもしれませんが、労働者がそれに費やした労力や時間は人生の一部を削って行われるものであり、それは給料という代価ではすべてを返しきれていないと思うのです。

 企業はある程度進めたところで、劣勢が認められれば、他社規格に移行するべきです。情報のあまり入ってこない他国の作った規格に追従する立場であったならともかく、今回も日本が主導権を握っており、その市場状況は確実に把握できていたはずですから、今回の東芝の判断もひょっとすると大英断と評価されるのかもしれませんが、もっと早い段階でやめることができたのではと思います。きっと企業の意地のようなものが邪魔したのですね。HD-DVDレコーダを買ったわけではないのですが、自分のことのように腹が立っています。

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2008/02/04

ちょっとしたひとことが

 言葉は怖いです。ラジオで口を滑らせた芸能人が、すべての仕事をキャンセルして自粛をする事態が起きました。最近の政治家は発言に気をつけるようになったのか、何か企んでいるのか、あまり失言をしなくなりましたが、替わって若者たちが失敗をする例が多くなってきました。ブログなどのコミュニケーション手段が乱立することもその増加の理由です。

 以前にも書きましたが、当方も会社で口を滑らせたことでグループ会社の社員の根強い反感を買った経験があります。全く言葉とは恐ろしいものです。発した本人の真意など放っておいて好きに解釈されて一人歩きするのですから。

 こうした事件は、その言葉を受け取る側のスタンスにも大きく左右されるもので、多くの例は差別問題を通して比較的不特定な広い範囲に適用されるものが多いです。労働者であったり、身障者であったり、今回は女性であったりします。  

 
そうしたときには発言者にペナルティを与えなければならないという、社会的制裁が我々の中で自動的に働くようです。ある意味、腐敗した今の時代にも、社会通念や良心が生きている証拠ですから安堵する点ではあります。しかし、今回も実際にそうした意図をもって発言したのではなく、若さゆえの言葉足らずであったことから、少々制裁がきついようにも感じます。弱くて大して影響力も無い芸能人ばかりをいじめることに関心を持つのでなく、そうした制裁の矛先を、もう少し社会的に影響の大きい権力に対して向かわせなければいけないのでは?と思うわけです。

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