労働力の無駄
録画用DVDメディアの規格でHD-DVDの劣勢がほぼ決定し、ブルーレイディスクが主流となるらしいです。
この話題で必ず引き合いに出されるのが、ビデオテープの規格でVHSとベータが競争してベータが負けた話で、当時の消費者の混乱再びというところでしょうか。しかし、当方は別のことを思います。
たしかに我々消費者は振り回されたわけですが、やはり一番かわいそうなのはその研究や開発、製造、物流などこれに携わったすべての労働者たちです。彼らの労働が無駄になったわけです。
企業は、
『対価として給料を払ったから良い』
『研究は他の分野で活かされる』
『社員の家族はそのお陰で生活できたのだ』
と主張するかもしれませんが、労働者がそれに費やした労力や時間は人生の一部を削って行われるものであり、それは給料という代価ではすべてを返しきれていないと思うのです。
企業はある程度進めたところで、劣勢が認められれば、他社規格に移行するべきです。情報のあまり入ってこない他国の作った規格に追従する立場であったならともかく、今回も日本が主導権を握っており、その市場状況は確実に把握できていたはずですから、今回の東芝の判断もひょっとすると大英断と評価されるのかもしれませんが、もっと早い段階でやめることができたのではと思います。きっと企業の意地のようなものが邪魔したのですね。HD-DVDレコーダを買ったわけではないのですが、自分のことのように腹が立っています。
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